入院中に私が心がけたこと
・とにかく前向きに
病期になってネガティブなことを全く考えないということは無いと思うのですが、くよくよ考えている自分に気がついたらすぐに気分を切り替えるようにしていました。看護婦さんに教えてもらったのですが、人間の体というのは、前向きに考えていれば免疫力が上がり、落ち込んでいたりマイナスのことを考えていると下がるそうです。本当かどうかは分かりませんが、長い入院生活でストレスをためない事は非常に重要です。ですから、気分転換ができる様にいろいろなツールを持ち込んでいました。
・本、雑誌
・CDプレイヤー
・ゲーム(プレイステーション2)
・携帯電話
私の病院では、基本的に電化製品持込み禁止だったのですが看護婦さんたちも黙認してくれていました。治療が大変なのは医者や看護婦さんは分かっていますので、他の人に迷惑をかけない範囲でわがままを聞いてもらいましょう。本やゲームは元気な時の暇つぶしになります。元気な時でも骨髄抑制などで外に出られない時もありますから、自分の時間つぶしの方法は持っていたほうがいいと思います。CDプレイヤーは好きな曲や聴くと元気の出る曲を持ってきておいて、治療中の辛い時に聴きます。辛い時は聴く気も起こらない時が多いですが、聴いてみると元気になったような気持ちになれました。携帯電話は病室では使えませんが、動けるときに屋上に出てメールや電話を友人としていました。これもずいぶんと励まされ、ファイトが沸いてきました。
・外出したらとにかく楽しむ
リフレッシュのために外出した時はとにかく出掛けて楽しみました。白血球が下がっていて、感染症のリスクが高い時は別ですが、せっかくの外出を病院にいる時と同じように過ごしていたのでは次の治療への活力が出てきません。とにかく前向きに、積極的に活動しました。入院生活が長いと体力がかなり落ちてしまいますので歩くのが億劫だったしますし、家族も心配しますが、自分が病人だということを忘れて楽しめたら一番なのではないかと思います。もちろん、治療に影響が出ては困りますので無茶はいけませんが、先生の許す範囲で最大限楽しみましょう。普段、仕事や学校で忙しい人がほとんどでしょうから、美術館に行ってみたり、公園や寺社に行ってみたり、普段ではできない時間の使い方をしてみるのもいいでしょう。
・自分の変化を楽しむ
病気になって、初めて見えてくるもの・感じることがあったり、病気になる前より強くなった自分や、他の人にやさしくなれる自分を感じる時がありました。また、感謝の気持ちが自然と出てくるようになりました。とくに両親には本当に感謝するようになりました。そんな、以前から変化していく自分を楽しみましょう。私は入院中も成長していく自分を感じられましたし、退院して病気があったからこそ今の自分があると思えます。残りの人生、どれくらいあるのか分かりません。もちろん病気でなくとも分からないわけですが、病気になる前よりいい人生が送れると思います。
・退院後の生活をイメージする
退院したら、あんなことをしたい。こんなこともしたい。といつも考えていました。入院中は考える時間が山ほどありますから、楽しいことを考えることで、前向きになることに一役買いました。退院後のことではなくても、外出したら食べたいものや、行きたいところなどをかんがえるのもいいでしょう。
・いい本を読む
暇つぶしで読む本も大切なのですが、私はそれ以外に「いかに生きるか」を考えさせてくれるような本をたくさん読みました。松下幸之助や稲盛和夫などの経営者が書いたような本や、安岡正篤などの東洋学の本などは、落ち込んでいる時に気持ちを凛とさせてくれ、自分の人生というものを考えさせられました。病気に向き合って、自分の人生についても深く考えるようになりました。読む本というのは、人それぞれで、私が読んだ本が他の人の活力となるかは分かりませんが、私が好きな本・薦める本をこのサイトでも紹介していきたいと思っています。
もっと実際的で入院生活に役立つことを書ければいいのですが、治療をする上で一番重要なことは心の問題だと思います。私のつまらないアドバイスですが、みなさんのお役に少しでも立てれば幸いです。